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Altair® S-TIMBER™

S-TIMBERは、マスティンバーの構造解析と設計のためのオールインワンソリューションです。 使用する作業環境は1つで、木材、コンクリート、鋼材の要素から構築したハイブリッド構造をモデル化、解析し、モデルが更新されるたびに、すべての木材構造部材が基準に準拠するよう効率的に設計します。 迅速なモデル作成、断面/材料特性の計算、線形、非線形、振動/RSA構造解析機能に加え、設計レポートのエクスポートの自動化機能も組み込まれているS-TIMBERは、マスティンバー基準準拠検証のための時間を節約するソリューションです。

モデル管理、シンプル化

S-TIMBERなら、専用の木材設計管理システムで大小のモデルを効率的に操作し、梁と柱の効率的なモデリングのための通常のフレームワークを生成できます。 自動化とカスタマイズにより、階、床、壁などの構造部材をすばやく再現します。

組織化により時間を節約 – 梁、柱、壁、床などのモデリング要素をユーザー定義のグループに配置し、オブジェクトを非表示、表示、または選択する対象領域をフィルタリングして分離します。 S-TIMBERのプロパティは色分けされ、さまざまなモデルコンポーネントを可視化するので、特に大規模なモデルの場合に役立ちます。 また、オブジェクト、フレーミング、FEモデル、結果などのさまざまなモデルビューを切り替えることができます。

解析と設計

S-TIMBERは、パネルメッシュ、パネルストリップライン、部材の物理・剛体オフセットを含め基礎となるFEAモデルを管理するので、時間を節約できます。 メッシュアルゴリズムは、フレーム・内部ジョイント、部材、パネル、非共面パネル交差部、パネル座標系を考慮しながら、メッシュ設計を完全に制御できるようにするものです。

混合木材、コンクリート、鋼鉄、またはユーザー定義の材料でモデル化されているハイブリッド構造を解析することもできます。 等方性材料と横等方性材料をサポートすることで、3D線形静的解析、非線形静的解析、振動解析、またはRSA解析を実行します。 任意の角度、半径を持ち、滑らかな、または不連続な細分化としてモデル化された湾曲した木材梁を設計します。 また、S-TIMBERではフレーム部材から部材ベアリング面積と有効長さを自動的に生成します。

ノッチ、ベアリング領域、ボーリング孔を考慮して、製材、集成材(グルーラム)、直交集成板(CLT)をコードチェック、設計し、生成された解析結果と同時に材料の取り出しとコストの見積もりを実行します。

無制限のカスタマイズ

S-TIMBERのすべてのオブジェクト、プロパティ、操作のカスタマイズと自動化ができます。 Pythonスクリプトによる無制限のカスタマイズにより、あらゆる解析やコードチェックの自動化、新機能の追加が可能です。 ワークフローアクションを記録、変更、カスタムS-TIMBERウィザードへ保存します。加えて、保存したカスタムウィザードは組織全体で共有/再利用できるため、S-TIMBERのコア機能が拡張され、効率が向上します。

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プロジェクトワークフローの完全統合

モデル形状をDXFファイルからインポートしてモデルを迅速に作成し、完成したモデルからDXFファイルをエクスポートして後処理や製造操作ができます。 さらに、S-TIMBERとAltair® S-FOUNDATION™との間のデータ リンクにより、上部構造の反応と形状がS-FOUNDATIONへ直接転送されるので、基礎解析と設計が効率的になります。

カスタムの断面と材料を定義して非標準のセクションを使用することもできます。 断面と材料の特性は、パラメトリック製材、集成材(グルーラム)、CLTセクションの寸法、プライや層の数、グレード、木材の状態、処理に基づいて、自動的に計算されます。完全に統合されているAltair® S-CALC™セクション計算ツールは、複雑なセクションや複合セクションに最適です。

さらに、モデルの形状や材料のプロパティをRevit®との間で転送したり、ETABS®モデルやSTAAD®モデルからインポートしたりできます。S-TIMBERでは、モデル情報(構造のモデルデータ、解析結果、設計結果、材料数量、カスタム後処理用の部材ストリップライン図データなど)をExcel®ファイルにエクスポートすることもできます。