qsd

QSD® by Cetim

使いやすい設計最適化ワークフロー

Quilted Stratum Design(QSD)によって、Altair® HyperMesh®環境に直感的ワークフローが組み込まれ、その結果、ドレープ解析による繊維配向の最適化や端材の低減など、洗練された複合材料 設計が可能になります。また、最適化にプロセスのノウハウが組み込まれており、材料やレイアップの最終選択に際して、部品コストの最小化を目的関数として設定できるようになります。QSD®が目指すのは、熱可塑性樹脂のプライを様々な厚みに積層しホットプレス成形した、プリフォームによって作られる構造部品の設計効率化です。QSD®の手法は、こうした“テーラードプリフォーム”のあらゆる作製プロセス(テーププレースメント法、QSP、ハンドレイアップ法)に適合します。

QSD®は、計算時間を短縮しながら解領域を最大化するという多段階最適化法を考案したONERAの研究成果に基づいて、CETIMとAltairが共同で開発しました。“剛性マッチング”と呼ばれるこの手法は、力学的性能にとって理想の目標となりますが、それはまた、作製プロセスの可能性に従ってそれを達成する、レイアップにとっても理想の目標です。

QSD®を使用することで、設計者は複合材シェル構造の理想的な厚みと繊維配向が分かります。次に、QSD®はゾーンのクラスター化という方法を用いて、理想の目標に合致したプライの形状と定義法を提案します。その結果、設計者は様々な積層方式を評価して、それらのコストや性能を比較できるのです。

QSDを使うべき理由

剛性による最適化手法 F47

QSDの剛性マッチングステップでは、設計者は計算時間を短縮しながら最適な部品構成を明確に理解することができます。

性能とコストの関係

性能、複雑さ、コストの間の妥協点を評価し、調整することができます。

初期設計にプロセスシミュレーションを導入

QSD社では、AltairのDrape Estimator®を使用して、最終製品における材料の一貫した方向性を定義し、材料のオフカットを削減しています。

主な特長

CPU時間の短縮

ONERA社が開発した複合材料最適化のための革新的な手法である剛性マッチングに基づいて、中央処理装置(CPU)の時間を短縮しました。

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最高のパフォーマンスを簡単に識別

アプリケーションに応じた最大のパフォーマンスを簡単に識別できます。 

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Drape Estimator®

最適なレイアップ(厚さ・方向性)を特定し、設計・製造上の妥協点を統合するアルゴリズム。

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