solidThinking社が世界中のデザインコミュニティに向けsolidThinkingバージョン8.0を発表
モデリング・レンダリングにおけるさらに向上されたインタラクティブ性とGUIの強化により、製品開発工程を加速し創造性を無限に切り拓く
ミシガン州トロイ、2009年9月9日―工業デザイン/スタイリングソフトウェアをユーザーに提供してアイディアを形にする支援を行う solidThinking社(http://www.solidthinking.com)は、solidThinkingバージョン8.0を全世界に向けて発売します。今回のリリースでは、ユーザー志向のデザインと生産性の強化を、同社が現在提供する先進的3Dモデリング レンダリング用工業デザインツールのバージョン7.6に盛り込んでいます。solidThinkingはWindowsおよびMacユーザーの両方に対応した、初めてのNURBSベースのデザイン/スタイリングソフトウェア プログラムです。
「最新リリースでは、工業デザイナーがデザインする際のインスピレーションを広げ、加速化させる新たな手段を提供しています」と、solidThinking社の製品戦略・販売統括責任者であるAlex Mazzardoは述べています。「ユーザーの思考を技術的制約から解放することに加え、solidThinkingでは価値を最大限に高めながらも、コスト節約を可能にする3Dデザインソリューションの提供を目指しています」
「我々はsolidThinkingを使って製品開発サイクルを大幅に短縮させた企業を数多く見てきました。中には従来の2倍にスピードアップした企業もあります」と、solidThinking社の製品戦略・経営統括責任者であるMario Mazzardoは述べています。「バージョン8.0で新たに加わった、生産性向上を実現するための機能のおかげで、こうした価値やそれ以上のことを世界中の工業デザインコミュニティが実感できるよう全力を尽くしたいと思います」
solidThinking 8.0では、設計工程における試行錯誤や創造性を支援するため数多くの設計要素を提供しているほか、デザイナーや企業がコンセプトと製品を市場へと迅速に送り出すことを可能にしています。バージョン8.0で強化された機能の一部をご紹介します。
• スタイルが一新され更に合理化されたユーザー インターフェースにより、ワークフローの円滑化を実現。
• 平行移動、スケーリング、回転に新しい3Dマニピュレータを採用。
• ポイントやカーブ(曲線)、サーフェスの描画機能を強化して精度が大幅に向上し、使い易さもいっそうアップ。
• 影付きモデルのワイヤーフレーム表示や環境マップなど、モデルビューにおけるインタラクティブな可視化操作に新たなオプションを追加。
• モデルのサイズに基づいて最適なモデリング単位と許容値を選択できるよう、ウィザードでユーザーを支援。
• リアルタイム レンダリングにより、設計の確認および可視化段階でのインタラクティブ機能がさらに向上。
• プログレッシブ レンダリングにより、最終イメージへの迅速なフィードバックが可能に。シーンで使用する照明や素材のプレビューを素早く表示しながら、最終的に高品質の画像が表示されるまでレンダリング パスを段階的に処理。
• 既存イメージの選択したサブ領域を再レンダリング。
• 新たな材料ライブラリ機能により、材料や環境マップ、シーンセットの素早い閲覧・プレビューを実現。ユーザー自身で複数の材料ライブラリを設定することも可能に。
• ファイナルギャザー機能の最適化により、レンダリング速度と照明の精度が向上。
• Ambient Occlusion(環境閉塞)機能により、フォトリアリスティックなレンダリング段階での深度や見栄えのよさ、リアルさが大幅アップ。
• 複雑な反射率に対応した新しいシェーダーにより、これまで以上に活き活きとしたビジュアル要素を生成。光沢があり輪郭がぼやけた反射像や、霜のついたガラス、車の塗装、プラスチックや金属のエフェクトを統合、作成する機能も搭載。
• ハイダイナミックレンジ イメージング(HDRI)機能に加え、球面イメージの生成機能も搭載。これによって、モデリング中に背景の透視図まで視覚化が可能に。
• MacとWindows両方のOSで使用可能。
solidThinking 8.0は、NURBSベースのサーフェスおよびソリッドモデリング、業界トップクラスのConstruction Tree
™(構成のツリー表示)、高速・高品質のフォトリアリスティックなレンダリング能力、先進のCAD/CAM/CAEソフトウェアとのデータ交換機能など、既存ユーザーが活用している人気の機能をもれなく実装することにより、製品開発サイクルのスピードアップのほか、デザイナーとエンジニアとの間での円滑な共同作業をサポートします。
イタリアのデザイン業界の牽引役であり、長年にわたるユーザーであるPininfarina Extra(http://www.pininfarinaextra.com)社では、電子製品からスポーツ用品、建築その他の製品設計とスタイリングにsolidThinkingを活用しています。
「solidThinkingを起動する度に、プロダクトデザインにダイナミックかつ柔軟性に満ちた新たな展望をもたらしてくれる3Dの世界が広がります」と、Pininfarina ExtraでCASデザインとレンダリングを担当しているPiero Pifferi氏は述べています。「solidThinkingは、デザイナーと顧客の双方が満足できる結果に導いてくれます」
solidThinkingはすでに、世界中の家具、電子機器、自動車、照明、靴、宝石、時計、スポーツ用品、ボート、消費者向け包装その他の製品分野で、世界をリードする大勢のデザイナーたちから選ばれるデザインソフトウェアの地位を確立しています。Azimut Yachts、Bulgari、Cartier、Diesel、DuPont、Fujitsu、Hugo Boss、Italdesign Giugiaro、Korg、MacGregor Golf、Mares、Masterfoods、Merck、Nestle、Nikon、Panerai、Peg Perego、Pininfarina、Scavolini、Thomson、Tisettanta、Toshiba、Volkswagen、Volvoといった著名企業において何千人ものデザイナーが、solidThinkingを使って製品開発やパッケージデザインを行っています。
solidThinking 8.0の詳細と試用版のダウンロードについては、http://www.solidthinking.comをご覧ください。詳細情報やニュース、イベントの開催予定については、下記URLからsolidThinkingチームにアクセス可能です。
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solidThinking社について (http://www.solidthinking.com)
solidThinking社では工業デザイン/スタイリングソフトウェアの開発、販売を行っており、デザイナーが従来型ソフトウェアの制限にとらわれることなく、新しいアイディアの創造、探求および評価を簡単かつ迅速に、費用効率のよい形で行えるよう支援しています。デザイナーはsolidThinkingの理論的3Dモデリング、視覚化インターフェース、そして高速のリアルタイムレンダリング機能を使うことで、建築から自動車、電子機器、宝石、製品パッケージ、さらにはヨットまで、さまざまな製品のモデリングとレンダリング、プロジェクトの共有を迅速に行うことができます。solidThinkingはミシガン州トロイ(米国)に本拠を置くAltair Engineering, Inc. (http://www.altair.com)の完全子会社です。Altairは1,300人以上の従業員を擁する株式非公開で、南北アメリカ、ヨーロッパ、アジア太平洋地域にオフィスを構えています。