FEKO学生コンペティションで成果を披露しよう
FEKO STUDENT COMPETITION 2015
ミシガン州トロイ、2015年3月30日 - Altairは本日、人気を博しているFEKO学生コンペティションを今年も開催することを発表しました。参加を希望するエンジニアリングの学生を世界中から募ります。本コンテストへの学部生および大学院生の参加条件は、指導教官の下で高周波電磁分野の研究プロジェクトを行っていること、およびFEKOを利用していることです。FEKOはAltairの包括的な高周波電磁(EM)解析ソフトウェア製品群で、HyperWorks
®に含まれています。
本コンテストはFEKOでの成果を披露する絶好の機会です。魅力的な賞品も用意されており、優勝者は、最先端のラップトップコンピューター、または毎年世界各地で開催されるAltair ATC / ATCxカンファレンスシリーズへの参加のいずれかを選択できます。
AltairのMarketing Director EM Solutionsを務めるGronum Smithは、次のように述べています。「FEKOがAltair HyperWorksの一員となり、本コンテストは、閲覧者数がより多いAltairのアカデミックWebサイト(
www.altairuniversity.com)で告知されていることから、過去の大会よりも応募者がさらに増加することを期待しています。2003年の初のコンテスト以来、世界各国から応募があり、これまでに英国、米国、スペイン、南アフリカ、イタリアなどから優勝者が出ています」。
「学生の方々はFEKOを使用することで、産業に広く普及している先進的なCEMツールの経験を積むことができます。こうした経験は、将来のエンジニアとしてのキャリアで非常に役に立つはずです」と、Altair Business Development Director of Academic Marketsを務めるMatthias Goelke博士は語っています。
2014年度のFEKO学生コンペティションは、
アルゼンチンの国立工科大学ブエノスアイレス校の電子工学専攻4年生(当時)の
Gastón Ezequiel Pérezさんが優勝しました。
Perezさんの優勝論文“Design of a Patch Antenna Array for Beamforming Combined with Metamaterials at 5.8 GHz”(5.8 GHz帯のビームフォーミングのためのメタマテリアルを用いたパッチアンテナアレイの設計)は、平面アレイの体系的な設計手法と、設計決定の各場面における高周波電磁シミュレーション結果の活用方法について説明したものです。この研究の目標は、人工衛星用途のソリューションを提示することでした。人工衛星の搭載アンテナでは、薄さ、ゲインの高さ、可変指向性を満たしつつ、重量や体積に関する厳しい制約を守らなければなりません。信号の位相をコントロールしてビームフォーミングを行うことで、放射パターンの指向性を変える際に機械的な部品の位置調整が必要になるという欠点をなくしました。
登録は、
www.altairuniversity.comで行ってください。登録された方には、必要事項、サポートフォーラムへのリンク、ガイドラインなどを含む詳細をご連絡いたします。エントリーの締め切りは、2015年9月30日です。詳細は、Altair UniversityのWebサイトでご確認いただけます。
「FEKOがAltair Support Forumに追加されたことを発表でき、嬉しく思います。学生の方々はここで、FEKOの使用中に行き当たった問題を、研究に取り組みながらリアルタイムで話し合うことができます。フォーラムには、世界中のサポートエンジニアが常駐するため、どんな質問でも常に誰かが答えられる体制が整っています。学生の皆様にとってこのハンズオンのサポートは大変貴重です。
http://forum.altairhyperworks.com/で登録することをお勧めします」と、Goelke博士は述べています。
FEKOには、無料のFEKO LITEをはじめ、クラスルームライセンスなど様々なライセンス形態が用意されています。詳細は
こちらをご覧ください。
コンペティションのルールと詳細はこちらをご確認ください。
Altairについて
Altairは、ビジネスパフォーマンスの改善のために、設計、プロセス、意思決定を統合かつ最適化するシミュレーション技術の開発と様々な分野への適応に注力しています。 2300人を超える従業員を擁する非上場企業であるAltairは、米国ミシガン州トロイに本拠を置き、22ヵ国に40以上のオフィスを構えています。 顧客は多種多様な業種にわたり、その数は5000社以上にも及んでいます。 詳細については、
www.altairjp.co.jpをご覧ください。