e-モビリティおよび通信産業向けの新機能を搭載した、電磁界ソフトウェアのアップデート版をリリース
ネットワークプランニングおよび低周波 / 高周波解析機能により、スマートコネクテッドシステムや電気モーターの開発を加速
ミシガン州トロイ – 2018年5月2日 –
Altair（Nasdaq： ALTR）は、先進的な電磁界シミュレーションソフトウェアであるFEKO
®、WinProp
®、Flux
®、FluxMotor
®の2018年版をリリースしました。これらの電磁界ソルバーはPlatform for Innovation
™のAltair HyperWorks
®と統合されており、自動車、航空宇宙、通信、コンシューマーエレクトロニクス、エネルギー、ヘルスケアなどの産業で活躍する世界中の様々な企業において、設計プロセスを短縮するために活用されています。
AltairのEM Solutions担当Senior VPを務めるUlrich Jakobusは、「e-モビリティや通信、インダストリー4.0、モノのインターネットなどに関連した製品がますます広がりを見せるなかで、そうした製品の開発現場を支える各種電磁界ツールの最新版をリリースすることができ、非常に嬉しく思います。これらのソルバーアプリケーションは、DCからTHzまでのあらゆる周波数帯の電磁界問題に対応できるだけでなく、Altairのマルチフィジックスモデリング環境にも統合されているので、複合領域システムの最適化も可能です」と述べています。
HyperWorks電磁界シミュレーションソリューションの2018年版には、多彩な新機能が追加されています。活用の幅をますます広げるとともに、ワークフローの簡略化と使用感の向上を実現しました。たとえば
FEKO 2018には、多層誘電体の特性評価を迅速に実行できる新しいワークフローが実装されました。これにより、任意形状のレドームの伝送損失と照準誤差を、これまで以上にはるかに効率良く、かつ柔軟に計算することができます。
Flux 2018では、CADジオメトリの簡略化とメッシングのための新機能が追加されたほか、ワークフローが向上しています。さらに、HPCリソースを使って3次元モデルを高速に解くこともできるようになり、柔軟な運用が可能になりました。
e-モビリティの開発を手がける先進的な自動車サプライヤーであるValeo社は、長年Fluxを愛用しています。Valeo社のAdvanced Technology Managerを務めるJean-Claude Mipo氏は、「簡単なオンラインプレゼンテーションを見ただけで、Fluxと最適化ソフトウェアHyperStudyを接続し、30分で最初の結果を得ることができました。快適で、非常に驚きました」と述べています。
6月には、「
より広範囲で正確な電磁波障害対策のための高周波電磁界解析事例のウェブセミナー」と「
より高性能なモータ開発のための低周波電磁場解析事例のウェブセミナー」を開催いたします。また、
人とくるまのテクノロジー展2018 横浜でも、電磁界解析ソフトウェアをご紹介しますので、お立ち寄りください。
英語版ウェビナーシリーズの収録動画全編を
こちらで視聴いただけます。スマートコントロールの設計、パワートレインの電動化、車両アーキテクチャーの検討の詳しい手順に加えて、Altairのソリューションを使って製品設計サイクル全体で複合領域最適化を実現する方法について解説しています。
Altairについて（Nasdaq：ALTR）
Altairは、製品ライフサイクル全体にわたって、シミュレーション、マシンラーニング、および最適化を適用することで、設計と意思決定に変革をもたらします。Altairの幅広いシミュレーション技術と特許取得済みのユニットベースのソフトウェアライセンスモデルは、シミュレーション主導のイノベーションを実現します。2,000人以上の従業員を擁するAltairは、米国ミシガン州トロイに本社を置き、24か国に69のオフィスを構えています。顧客は多種多様な業種にわたり、その数は5000社以上にも及んでいます。詳細については、
www.altairjp.co.jpをご覧ください。