アルテアとオーバーン大学、ヴォルテックスロケットエンジン開発のためAFWERXと125万ドルの契約を締結
Altair® FlightStream™により従来手法と比較し、短期間でエンジン性能向上を予測
ミシガン州トロイ、2024年12月4日 - 計算知能の分野で世界をリードする
アルテア（Nasdaq：ALTR）は、
オーバーン大学サミュエル・ジン カレッジ オブ エンジニアリングと協力し125万ドルのAFWERXフェーズII STTRの契約を締結しました。この契約に基づき、両者はサイクロン流の解析モデルの開発と計算モデルの構築、さまざまなヴォルテックスエンジンの安定性を研究することで、官民の
航空宇宙組織が直面する課題の対処に取り組みます。
この契約の中で、アルテアは2013年に設立され、10年にわたり一連の開発契約と助成金を獲得してきたResearch in Flightの以前の役割を引き継ぎます。アルテアは
2024年4月にResearch in Flightを買収し、その技術は現在
Altair® FlightStream™として、
Altair® HyperWorks®プラットフォームの一部となっています。
「この機会は、航空宇宙産業におけるアルテアの技術革新の伝統を引き継ぐもので、オーバーン大学のような一流の機関と密接に協力することで、我々の技術力を実証するものです。FlightStreamは、高忠実なCFDシミュレーションとエンジニアリングの要求とのギャップを埋める独自手法により、効率性、精度、スピードにおける業界標準を打ち立てます」と、アルテアのSenior Vice President of Aerospace and DefenseであるPietro Cervelleraは述べています。
このプロジェクトで、オーバーン大学航空宇宙工学科のHugh and Loeda Francis Chair of ExcellenceであるJoe Majdalani博士率いるチームは、FlightStreamをヴォルテックスエンジンの最適な条件を明らかにするために使用しています。FlightStreamは、サイクロン流の性能と音響特性を、従来手法と比較してわずかな期間で予測することができます。この手法により、設計サイクルの初期段階で、様々な運転条件における安定的なエンジン推力性能を迅速に予測できるようになります。
「この契約により、ヴォルテックスエンジンの次世代ソリューションを開発し、Research in Flightのツールを含む数十年の経験と技術を持つアルテアと協力することができます」とMajdalani氏は述べています。「以前は、ヴォルテックスエンジンの機能と安定性の限界を研究するための各種試験に約2週間を費やしていました。FlightStreamを使えば、同じような予測を数分でできます。私たちは、これらのツールがこの分野をどのように変えていくかを見るのが楽しみです」
この契約を提供したAFWERXは、米国空軍（DAF）のイノベーション部門であり、DAFの最も差し迫った課題に対処するために、中小企業や新興企業による米国の最先端の創意工夫を活用しています。2019年以降、AFWERXは米国の防衛産業基盤を強化し、運用能力への技術移行を加速させるため、47億ドルを超える6,200件以上の新規契約を締結しました。
詳細については、12月4～5日にアリゾナ州グレンデールで開催されるAmerican Aerospace & Defense Summitのアルテアブース#16をご覧ください。FlightStreamの詳細については、
https://altair.com/altair-flightstreamをご覧ください。また、AFRLおよびAFWERXの詳細については、
https://afresearchlab.com/ および
https://afwerx.com/ をご覧ください。
アルテアについて
アルテアは、シミュレーション、ハイパフォーマンスコンピューティング（HPC）、データ分析、人工知能（AI）に関するソフトウェアおよびクラウドソリューションを提供する、計算知能の分野をリードするグローバル企業です。アルテアは、あらゆる業界の企業がより効果的に競争し、接続が強化された世界でより賢明な意思決定を行うことを可能にし、さらに環境に優しく持続可能な未来を創造します。詳細については、
www.altairjp.co.jpをご覧ください。