<ATC Japan 2023ユーザー講演>
近年、地球規模の気候変動に伴う気温上昇の影響が我が国でも顕在化しており、ヒートアイランド現象と相まって特に都市部における夏季の屋外環境の高温化が顕著である。本講演ではProject PLATEAUの3D都市モデルを用いて都市部の将来的な温熱環境をシミュレーションする手法を紹介する。3D都市モデルから市街地空間の建物形状と土地利用を把握し、数値流体力学(CFD)に基づく解析を実施することで、現在から将来にかけて予想される気候変動が屋外環境に及ぼす影響を視覚的に把握することが可能となる。
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東京大学
大学院工学系研究科 都市工学専攻 特任研究員
山崎 潤也 様