アルテアソリューションがNVIDIA Grace HopperおよびGrace CPUスーパーチップ・アーキテクチャに対応
アルテアシミュレーションが、NVIDIA Hopperシリーズ上で従来の2倍の速度で動作
計算知能の分野で世界をリードするアルテアは、設計・シミュレーションプラットフォーム Altair® HyperWorks®の複数の製品が、NVIDIA Grace CPUおよびGrace Hopper Superchipアーキテクチャーをサポートすることを発表しました。これは、アルテアとNVIDIAとの長年にわたる深い協力関係を強調するものであり、顧客はNVIDIAおよびArmアーキテクチャー上でアルテアのツールをより柔軟に実行できるようになります。
「アルテアのソリューションがGraceおよびGrace Hopper上でピーク性能を達成したことは、顧客のニーズに対する我々のコミットメントにおいて極めて重要な瞬間です」と、アルテアでChief Technology Officerを務めるSam Mahalingamは述べています。「NVIDIAのCPU・GPUアーキテクチャーを活用することで、人工知能のイノベーションを推進し、パフォーマンスと持続可能性の大幅な向上を実現する態勢が整いました」
一部のアルテアソリューションの内部ベンチマークでは、NVIDIA Hopper GPUシリーズが従来の製品と比べて最大2倍の速度でシミュレーションを実行し、アルテアソルバーが画期的な実行時間を達成できることが示されました。
「NVIDIAとアルテアの、コンピュータ支援エンジニアリング(CAE)のワークロードを高速化するための長年の協力関係において、また新たなマイルストーンとなりました」と、NVIDIAのCAE/EDA、量子およびHPC担当シニアディレクターであるTim Costa氏は述べています。「当社のGrace CPUおよびGrace Hopper Superchipアーキテクチャー上でアルテアの強力なソフトウェアツールへのアクセスを提供することで、さまざまな業界において革新と設計の限界を押し広げることができるようになります」
本サポートにより、アルテアの技術が、エネルギー効率とスピードに対する世界市場の緊急ニーズに応えるための代替CPUおよびCPU-GPUアーキテクチャー上で実行できることが実証されました。NVIDIA GraceおよびGrace Hopperアーキテクチャーは、特に ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)およびAIワークロード向けに構築されており、性能、効率、およびスケーラビリティを向上させることで、電力に制約のあるデータセンターで大規模シミュレーションを実行する方法を変革します。
LenovoがOpenRadiossを使用して行った最近の内部調査によると、NVIDIA Grace CPUは、リファレンスサーバー構成と比較して、CAEシミュレーションの実行において最大2.2倍のエネルギー効率を発揮しています。 以下のアルテアソリューションが、GraceおよびGrace Hopperアーキテクチャーをサポートします。
- Altair® OptiStruct®
- Altair® Radioss®
- OpenRadioss
- Altair® ultraFluidX®
- Altair®nanoFluidX®
- Altair® PBS Professional®
- Altair® Grid Engine®
詳細については、 Altair HyperWorks のページをご覧ください。