solidThinking8.5およびsolidThinking 8.5 Inspiredの世界同時リリース
工業デザイナー、コンセプトエンジニアそして建築家に先進性を
ミシガン州トロイ、2011年2月21日 – “より良く、素早く、簡単に”これが
solidThinking Inc.が提案する3Dコンセプトデザインおよびビジュアライゼーション用ソフトウェアの最新版solidThinking 8.5およびsolidThinking 8.5 Inspired
™のリリースにおける提言です。本日世界各地でリリースされた最新版solidThinking 8.5のより便利で快適な機能を、工業デザイナー、コンセプトエンジニアおよび建築家の皆様にまもなく体験していただけます。
「全員が工業デザイナーまたは建築家としての経験を持つ私たちプロダクトスペシャリストのチームは、この度のリリースに向け、ユーザーの方々のあらゆるニーズを満たすために注力してまいりました」とsolidThinking, inc.のCEOであるRobert Littleは述べています。「ユーザーの皆様からのフィードバック、競合する製品に対しての念入りなベンチマーク、そしてソフトウェア開発チームとの密な協力によって、solidThinking 8.5リリースは卓越したレベルの改善を遂げることができました」。
「solidThinkingは、モデルの根幹的な部分を維持しつつ、ユーザーが様々なデザイン形状を生み出し探求する力となってくれます」と、solidThinkingユーザーであるEmanuele Rodella氏は述べています。「例えば、新しいround tool(フィレット作成ツール)は実に優れていて、非常に複雑な変更が必要な際にとても助かりました。また、ビジュアライゼーションモードを頻繁に用いて、モデルの進展を確認しました。よりスピードアップし、より改善されたsolidThinking 8.5のモデリング機能は、目に見えて品質が高くスムースでしなやかなモデルを、そしてより面白くダイナミックな形を展開し、私のデザインプロジェクトのもつ可能性を最大限に実現させてくれます。」
「デザイン開発の裏にある基本的な要素として、アイデア出しと反復作業が挙げられます。それは、一切の制約なしに、頭で考える速度と同じ速さでアイデアをより具体的なコンセプトへと導いていく能力です。」とsolidThinking, inc.のマーケティングおよびプロダクトストラテジー統括責任者であるAlex Mazzardoは語ります。「solidThinking 8.5とsolidThinking 8.5 Inspiredは、開発の初期段階においてリアルタイムでデザインコンセプトを作成し、評価し、フォトリアリスティックに視覚化する方法の既成概念を打ち砕く私たちの次のステップです。」
solidThinking 8.5では900を超える修正と機能強化が行われています。主な変更点は以下のとおり:
モデリング- ワークフローのスピードアップと機能的動作の強化
- 簡素化されたユーザーインタフェースナビゲーションとシーン管理
- 新しく、そして改善されたフィレット機能(round tool)の多彩なオプションにより、造形や重なり合うフィレット面のコントロールが可能
- 作成面抽出機能(Face Extract modeling tool)を新たに追加。これにより、既存モデルの面を新規オブジェクトの一部として履歴を残したまま流用可能
- モデリングの効率化やオブジェクトの選択を強化するショートカット、モデリング補助、選択フィルタの追加
- 極めて質の高い環境マップと、シーンの光源を正確に踏まえたインタラクティブビジュアライゼーションの高速化
データ交換/CADとの連携- H3D、SAT(ACIS)、Catia V4、Catia V5、Parasolid(x_tおよびx_b)、Pro/ENGINEER、SolidWorks、UGS NXなど、直接読み込みが可能なファイルフォーマットを新たに追加(全て無償)
- Parasolidフォーマット(x_tおよびx_b)の書き出し機能を新たに追加
- IGES、STEPおよびSTLデータフォーマットの読み込みと書き出しを改善、強化
レンダリング/プレゼンテーション- 光源とマテリアルの表現をよりリアリスティックにするため、レイトレーシングとプログレッシブレンダリングを統合した、リアルタイムレンダリングオプションを一新
- リアルタイムレンダリング用のアンチエイリアスと効率的な光沢マテリアルを強化
- 背景画像に合わせてオブジェクトの下に映りこみを発生させる新機能Reflection Catcher(リフレクションキャッチャー)を追加
- 修正と変更を加えた新たなマテリアルを300以上ライブラリに追加し、デフォルトの設定で最良の効果を発揮するよう最適化
- 設定済み光源とインテリア用光源セットをデフォルトで追加
- 背景画像および環境の選択肢を拡大
形態形成(solidThinking Inspired)- 複数のパーツや部材に対しmorphogenesis™形態形成機能の実行が可能
- morphogenesisを適用するパーツを個々に選択可能
- morphogenesis適用前のデザインスペースと適用後の形状を同時に表示し、形態形成の確認が可能
- スマートスナップによって、より直感的で素早いパーツの操作が可能
- シンプルなプッシュ&プル機能により、2Dスケッチを3Dデザインスペースへと変換
- パーツやアセンブリにかかる静的質量が、そのオブジェクトにあたえられた拘束点に対して分布することを計測できます。
http://www.solidthinking.comでは、solidThinkingの既存ユーザーおよびデザインに携わる全ての方々にsolidThinking 8.5の機能群をお試しいただくため、試用版が無料でダウンロード可能となっています。また同サイトでは、ユーザーにsolidThinkingを存分に活用していただくためのアップデートチュートリアルや基本機能が解説されたビデオ(10言語に翻訳予定)も合わせて配信中です。
solidThinkingは2000年に、業界初のMacとWindowsの両OSで使用可能な工業デザイナーのためのNURBS 3Dモデリングソフトとなりました。2008年までにsolidThinkingは世界的に展開を進め、イタリアのデザイン会社のみならず世界中の工業デザイナー達が、宝飾や家電、家具からヨットに至るあらゆる製品デザインにおいてその柔軟さを享受しています。当初はConstructionTree
™と呼ばれる履歴管理による柔軟なモデリングがsolidThinkingの最大の特徴でしたが、2009年にはmorphogenesis
™と呼ばれる未だかつてない技術をデジタル製品開発の世界に送り出しました。これはコンセプト段階においてデザイナーがコンピューターの“計算力”を借り、無数のデザイン形状候補案をインスピレーションソースという形で生み出す画期的な技術です。
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solidThinking, Inc.(http://www.solidthinking.com)について
solidThinking, Inc.では工業デザイン/スタイリングソフトウェアの開発、販売を行っており、デザイナーが従来型ソフトウェアの制限にとらわれることなく、新しいアイデアの創造、探求および評価を簡単かつ迅速に、費用効率のよい形で行えるよう支援しています。デザイナーはsolidThinkingの理論的3Dモデリング、視覚化インターフェース、高速のリアルタイムレンダリング機能を使うことで、建築から自動車、電子機器、宝石、製品パッケージ、さらにはヨットまで、様々な製品のモデリングとレンダリング、プロジェクトの共有を迅速に行うことができます。solidThinkingはミシガン州トロイ(米国)に本拠を置くAltair Engineering, Inc. (
http://www.altair.com)の完全子会社です。Altairは1,400人以上の従業員を擁する株式非公開会社で、南北アメリカ、ヨーロッパ、アジア太平洋地域にオフィスを構えています。