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GM社のキャデラックとContiTech社が、自動車の車両軽量化における技術革新を称える2016年度Altair Enlighten Awardを受賞

BMW社とAlcoa社がそれぞれ完成車部門とモジュール部門で2位入賞 ミシガン州トロイ、2016年8月1日 – AltairはCenter for Automotive Research(CAR)と共同で、4回目を迎えたAltair Enlighten Awardの受賞企業を発表しました。Altair Enlighten Awardは、車両軽量化に関する成果を表彰し、革新的な実績を称えるために設定されたアワードプログラムです。厳正なる審査の結果、完成車部門賞は、ボディ・フレーム・インテグラル(BFI)構造から71kgもの軽量化を実現したGM社のキャデラックCT6(2016年モデル)が受賞し、自動車部品サプライヤーの成果を称えるモジュール部門賞は、メルセデスベンツSクラス(2016年モデル)向けに独自ポリアミド製リアクロスビームを開発したContiTech社が受賞しました。各賞とも、ミシガン州トラバース市で開催された2016年度CAR Management Briefing Seminars(MBS)にて授与されました。

AltairのGlobal Automotive部門のSenior Vice Presidentを務めるRichard Yenは、次のように述べています。「軽量化技術の革新的な利用方法を編み出した今年度の受賞企業に対し、自動車産業を代表して称賛と敬意を表します。キャデラックCT6は、General Motors社が丁寧かつ巧みに設計・開発した芸術品です。また、高い限界荷重が求められる領域に繊維ガラス強化ポリアミド製クロスメンバーを使用するというContiTech社の設計アイデアは、まさに画期的であり、サプライヤーが目指すべき高いスタンダードを築いたと言えます」

完成車部門の21社のノミネート企業の中から選ばれたキャデラックのエントリーは、その戦略的な重量削減手法が評価されました。トポロジー最適化スタディや複合領域最適化スタディといったシミュレーション手法を、車両開発工程を通して大胆に利用したことで、材料使用の効率化を実現しました。加えて、CT6全体で混合材料を革新的な方法で使用し、性能を犠牲にすることなく、より一層の軽量化を達成しました。

CT6 Chief EngineerのLyndon Lie氏は、次のように述べています。「本賞は、GM史上最高のボディシステムの一つが評価されたことの証です。本賞を受賞できたこと以上に、この新方式のボディシステムを採用した一流のラグジュアリーセダンは、同サイズの他のどの車両よりも軽量で、燃料効率に優れ、かつ運転の楽しさを感じることができ、CT6のお客様の直接的な利益になります」
ContiTech社のポリアミド製クロスメンバーは、メルセデスベンツSクラス(2016年モデル)向けに開発され、以前のアルミニウムコンポーネントから30%の軽量化を達成しました。同社が考案したポリアミド材料の使用方法は、Enlighten Awardの審査委員会がこれまでに見たことがないもので、モジュール部門賞にふさわしい傑出したエントリーでした。

ContiTech Vibration Control社のManaging Directorを務めるKai Fruehauf氏は、次のように述べています。「当社のポリアミド製コンポーネントがAltairからこうした特別な賞を受賞できたことは、大変名誉なことです。当社の開発チームは、開発プロセスの初期段階で顧客企業と連携することで優れた成果を上げ、自動車産業に対して高性能な材料を開発することができました。2016年度Enlighten Awardを受賞できたことは、ContiTech Vibration Control社の献身的な取り組み、決断力、専門知識が認められた証です」

今年度の完成車部門の第2位は、複数の材料を組み合わせた7シリーズ(2016年モデル)を開発したBMW社に贈られ、モジュール部門の第2位は、Ford F150に独自のアルミニウム加工テクノロジー“Micromill”を用いたAlcoa社が受賞しました。

CARの社長兼CEO、およびCARのCoalition for Automotive Lightweighting Materials(CALM: 自動車軽量化素材連合)の取締役であり、本賞の審査委員長を務めたJay Baron博士は、次のように述べています。「わずか4年目のアワードプログラムにこうして数多くの傑出したエントリーが集まったことは、われわれにとって喜ばしいことです。2016年度も、General Motors社、ContiTech社をはじめとするノミネート企業各社によって、さまざまな技術革新の成果が示されました。こうした数々の成果は、重量削減目標の達成に向けて新しい技術を開発するなかで、自動車メーカーおよびサプライヤーがどれほどの進歩を遂げ、ひいては燃費や排出量の削減につなげてきたかを物語っています。こうした偉業に光を当てる手段としてのEnlighten Awardを、今後もぜひ支えていきたいと思います」

Altair Enlighten Awardの目的は、その年の車両軽量化における最高の業績を称え、産業界、エンジニアリング、政治家、教育者、学生および社会からの関心を集め、業界での新たなアイデアをさらに競い合う機会を創出し、技術的な進歩を共有できるようにすることです。





Enlightenについて
Altairは、革新的な設計技術、材料技術および製造プロセスを通して、業界全体で製品重量最小化に役立つ情報やヒントとなるコンテンツをグローバルに提供するためにwww.altairenlighten.comを開設しました。また、重量低減の課題に対する業界の最善の取り組みを後押しし、政府規制および競争力維持のために燃費目標を満たし、ますます厳しくなる車両の安全要件にも対処します。

CARについて
CAR(自動車研究センター=Center for Automotive Research)は、ミシガン州アナーバー市に拠点を置く非営利団体です。同センターでは、世界の自動車業界が向かう未来にまつわる重要なテーマに関連した研究を行うとともに、自動車関連業界にとって有益、かつ業界の連携を促進するフォーラムの企画運営を手がけています。詳細は、CARのウェブサイトwww.cargroup.orgをご覧ください。

Altairについて
Altairは、ビジネスパフォーマンスの改善のために、設計、プロセス、意思決定を統合かつ最適化するシミュレーション技術の開発と様々な分野への適応に注力しています。 2,600人を超える従業員を擁する非上場企業であるAltairは、米国ミシガン州トロイに本拠を置き、22ヵ国に45以上のオフィスを構えています。 顧客は多種多様な業種にわたり、その数は5000社以上にも及んでいます。 詳細については、www.altairjp.co.jpをご覧ください。

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