Cray社とAltairがOEM契約締結を発表
Cray社がワークロード管理ソフトウェアPBS Professionalを提供し、新規ユーザーのHPC統合を簡略化
ミシガン州トロイ、2015年4月27日 – Altairは本日、Cray Inc.とOEM契約を締結したことを発表しました。これによりPBS Professional
®は、Cray社のワークロード管理ソフトウェアおよびジョブスケジューリングソフトウェアとして優先的に取り扱われます。
Altairは、スーパーコンピューティングおよびハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)システムの世界的なリーダーであるCray社と長年にわたり協力関係を築いてきました。この度の3年契約は、この協力関係を拡大するものです。契約条件の下でCray社は、PBS Professionalを標準スケジューラーとしてCrayシステム上でさらに容易に統合できるようになるほか、世界各地で提供される新規導入システムにPBS Professionalをバンドルすることが可能になります。
Cray社のマーケティングおよび事業開発のVice Presidentを務めるBarry Bolding氏は、次のように述べています。「DataWarp I/Oアクセラレーションやアプリケーション電力管理といった比類のない統合テクノロジーをよりスムーズかつ低価格で提供できるようになるため、Altairとの協力関係はお客様のメリットになるでしょう。AltairとPBS ProfessionalはHPCワークロード管理の分野で実績のあるリーダーであり、今回の契約が民間市場やその他の新興市場セグメントでの成長につながることを期待しています。これによりAltairのユーザー様は、きわめて高いHPCの要件を満たすことができるカスタムソリューションが必要になった場合に、当社に直接掛け合うことができるようになります」。
Altairの創業者兼CEOのJames Scapaは、次のように述べています。「今回の契約により、2社間でビジネスとテクノロジーの両面の連携が合理化されます。Cray社がPBS Works製品ラインを信頼してこのように投資していただき、Altairが実質的に同社のトップのワークロード管理ソフトウェアサプライヤーに指名されたことを誇りに思います」。
Cray社は世界最先端のHPCシステムを構築しているほか、同社が提供するスーパーコンピューター、ストレージ、分析ソリューションの包括的な製品群は、広範にわたる困難な要求に対して他社を寄せ付けない安定したパフォーマンスを発揮しています。本日の発表により、Cray社の顧客サイトで設置直後からより高い生産性が確保されます。
AltairはHPC市場で数十年の実績があり、定評のあるワークロード管理、エンジニアリング、およびクラウドコンピューティングの各種ソフトウェアを提供してきました。世界各国の何千社もの企業で使用されているPBS Professionalを導入することで、HPC環境を利用するエンジニアは、生産性の向上、リソースの利用率と効率の最大化、クラスタワークロード管理のプロセスの簡略化が可能になります。
Cray社とAltairは、気象や航空宇宙産業の数多くのシステムをはじめ、世界有数の規模を誇るスーパーコンピューターを運用しています。Cray社とAltairの共同ソリューションの詳細については、
http://web2.altairhyperworks.com/cray-and-altairをご覧ください。
PBS Professionalは、OEM契約の下でCray社より既に提供が開始されています。
Altairについて
Altairは、ビジネスパフォーマンスの改善のために、設計、プロセス、意思決定を統合かつ最適化するシミュレーション技術の開発と様々な分野への適応に注力しています。 2300人を超える従業員を擁する非上場企業であるAltairは、米国ミシガン州トロイに本拠を置き、23ヵ国に45以上
のオフィスを構えています。 顧客は多種多様な業種にわたり、その数は5000社以上にも及んでいます。 詳細については、
www.altairjp.co.jpをご覧ください。