Anaglyph社、Altair HyperWorksパートナーアライアンスへの
複合材料および積層材解析ソフトウェア追加により、Altairとの関係を強化
HyperWorksユーザーはHyperWorksライセンスにより
パートナープログラム経由でCoDAおよびLAPへのアクセスが可能に
ミシガン州トロイ － 2012年6月6日 － 定評あるCAEソフトウェア
HyperWorksの開発元である
Altairは本日、
Anaglyph社のソフトウェアツールLAPおよびCoDAを、
HyperWorksパートナーアライアンス（HWPA）が提供する多彩なアプリケーション群に追加する旨を発表しました。Anaglyph社のLAPおよびCoDAは、初期設計サイクル全体を通して複合構造物コンポーネントの解析と設計最適化に使われている製品です。
Altair HyperWorksのユーザーは、HyperWorksソフトウェアと共通のライセンスユニット（HyperWorksユニット）を使い、HyperWorksパートナーによるサードパーティ製品群HWPAを通じてLAPおよびCoDAにアクセスすることができます。HyperWorksユニットが提供する柔軟性の高いシステムにより、ユーザーは業界最大規模かつ最も包括的なCAEアプリケーション製品群を追加料金や長期契約なしで利用することができます。
「AnaglyphではHyperWorks製品群を通してAltairとwin-winの関係を構築しており、パートナーアライアンスにCoDAとLAPを加えることで、両社の連携がさらに深まるものと期待しています」と、Anaglyph社のCEOを務めるGeorge Kretsis氏は述べています。「CoDAとLAPはいずれも世界30カ国以上の設計者や研究者に利用され、パワフルながら使いやすい汎用性に優れたツールとして知られています。様々な分野で初期設計工程に利用できる両ソフトウェアがパートナープログラム経由で利用可能となったことで、様々な産業分野のより幅広い顧客が手にできるようになりました」
積層物解析プログラム（LAP）は、面内負荷および面内モーメントを受けるあらゆる複合積層材の解析に利用できます。また、平坦な層には固定サイズというものがないため、解析結果をあらゆる複合材料コンポーネントに適用できます。このソフトウェアは通常、初期設計においては目的に合わせた積層順の調整に、次に、有限要素法（FE）など他の手法と組み合わせて複合材料コンポーネントの解析に、そして最後に、層ごとに挙動を検証する形で設計の最適化に使われます。解析作業がシンプルであるため、構造形状に限らずあらゆる用途に幅広く応用できます。
同ソフトウェアでは一貫して、使いやすさとソルバーとしての高速性、効率性、ロバスト性にこだわっています。強力な機能を搭載することで、要求水準の高い専門家でも複合材料分野の入門者でも、シンプルなタスクを数分で完了させられる、最適なツールに仕上がっています。航空宇宙、造船、カーレース、その他産業分野の企業とならんで、研究環境や専門教育の世界でも広く使われています。
CoDAは、イギリス国立物理研究所（NPL）の複合材料グループによる、数年にわたる研究をベースにしています。プレート、ビーム、ジョイント、フランジ、積層形状を持つサブコンポーネントの予備分析に使えることから、より詳細な検証に向けての寸法や素材、積層シーケンスの正確な候補選択が可能になります。CoDAでは、設計モジュール内でシームレスに使用できるよう、複合素材を構成する層や積層物の特性を総合します。モジュールを統合することで、入力パラメータ変更の効果を瞬時に評価できるようになりました。CoDAモジュールはこのほか、変数入力データに対応する出力結果を視覚化して迅速な評価を可能にする“what-if”シナリオも提供します。
「CoDAとLAPにより、HyperWorksパートナーアライアンスは複合材料の分野にもサービス領域を拡大するとともに、Anaglyph社とAltairの関係強化を通じて、新たな技術水準に到達しました」と、AltairのVice President of Global Partner Programを務めるAntoine Poussierは述べています。「新しい画期的技術をユーザーに開放するとともに、さらに優れた製品を生み出すことで、Anaglyph社はHWPAのサービスの特殊性と柔軟性をさらに高めてくれました」
HWPAでは、製品のライフサイクル全体に影響を及ぼすCAEに関連するさまざまな分野を網羅する形で、最も包括的なソフトウェアアプリケーション製品群を提供することを目指しています。LAPとCoDAが加わったことで、HyperWorksユニットの運用の幅が広がるとともに、Altair HyperWorks全体の価値もさらに高まります。
Anaglyph社について
1995年創業のAnaglyph社は、工業デザイン、解析、製造にまつわるあらゆる側面を対象に、最先端のテクノロジーエンジニアリングに関するコンサルタントサービスを提供しています。同社では、特に複合材料を使用した最先端の構造応用を中心として経験を培ってきました。Anaglyph社はまた、複合材料に特化したパソコン用の商用ソフトウェアアプリケーションを世界で初めて発売した会社でもあります。このニッチ市場において優れた費用対効果を発揮するAnaglyph社の製品は、高い競争力を誇っています。詳しくは、
www.anaglyph.co.ukをご覧ください。
Altairについて
Altairは、ビジネス情報および技術情報の解析、管理、可視化を最適化するテクノロジーにより、企業の革新および意思決定をサポートしています。Altairは1,500人以上の従業員を擁する株式非公開企業で、南北アメリカ、ヨーロッパ、アジア太平洋地域にオフィスを構えています。エンジニアリング、コンピューティング、企業分析、革新的な製品設計、開発を支援する先進のソフトウェアおよびコンサルティングサービスにおいて26年以上の実績を持つAltairでは、さまざまな業種の顧客に一貫して高い競争力を提供しています。詳細については、
www.altairjp.co.jpをご覧ください。
HyperWorksパートナーアライアンスについて
Altairの企業分析向けHyperWorksプラットフォームでは、企業全体でソフトウェアライセンスを共有する、登録ベースのライセンスモデルを採用しています。顧客は共有ライセンスを利用して、Altairが開発したさまざまなソフトウェアやサードパーティ製ソフトウェア アプリケーションに、必要に応じてアクセスすることができます。HyperWorksパートナーアライアンスでは、自社開発の28のソリューションにパートナー企業によるアプリケーションを新たに追加してHyperWorksプラットフォームを拡張し、50以上のソリューションを提供しています。ユーザーは既に取得済みのHyperWorksソフトウェア ライセンスを使って、サードパーティ製を含むすべてのアプリケーションを追加料金なしで利用することができます。他に類を見ない柔軟性と便利なアクセスにより、顧客がソフトウェアを最大限に活用し、また生産性と投資利益率（ROI）を最大限にまで高めることが可能です。HyperWorksパートナーアライアンスの詳細については、
www.hyperworksalliance.comをご覧ください。