AltairとAirbus Groupが世界規模での複数年のソフトウェア提供契約に合意
この合意により、Airbus社、Airbus Helicopters社、Airbus Defence & Space社のエンジニア達は、Altairの提供するすべてのソフトウェアを利用可能に
ミシガン州トロイ、2015年9月29日 - Altairは本日、Airbus Groupとのソフトウェア提供契約に合意したことを発表しました。これにより、Airbus社、Airbus Helicopters社、Airbus Defence & Space社、更にはAirbus Groupが議決権の50%超を保有するその他の企業の設計者やエンジニア達は、モデリング、可視化、最適化、ソルバーの各種ソリューションが揃ったHyperWorks
® CAEソフトウェア製品群をはじめ、Altairのすべてのソフトウェア製品を利用できるようになります。
今回の新しい契約に合意する以前から、Airbus社は、Altairの構造解析・最適化ソフトウェアのOptiStructを戦略的に採用してきました。これまでに多くのプログラムでOptiStructを適用し、長年にわたって航空機構造の重量と性能の最適化で成功を収めています。A350 XWBプログラムがその好例です。今回の合意のもと、Airbus社のすべてのエンジニアは、AltairのHyperWorksコンピューター支援エンジニアリング(CAE)、PBS Works
™ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)、solidThinking
®設計ソフトウェアの各種ソリューションに極めて自由にアクセスし、より軽量で高性能な航空機構造の開発を推進できるようになります。
AltairのSenior Vice President of Global Aerospaceを務めるRobert Yanceyは、次のように述べています。「航空宇宙産業におけるシミュレーション主導の設計プロセスや構造軽量化を支援するプラットフォームとして幅広く採用されているHyperWorksにとって、今回のAirbus社の決定は大きな節目です。Airbus Groupとはこれまでも緊密に協力して成功を収めていますが、今回、それをさらに推し進めた複数年契約に合意し、Airbus Groupとの協力関係を継続することができ嬉しく思います。このハイレベルな契約を契機に、Airbus社やそのサプライヤー、航空宇宙産業全体の多種多様なニーズに応え、将来の画期的な航空機設計の開発の効率化に向けて、Altairのテクノロジーロードマップやサービス内容を発展させていきたいと考えています」。
さらに今回の契約は、Airbus社とAltair ProductDesign(APD)間の長期にわたるコンサルティング体制を補完するものであり、しっかりと合致します。Altairのグローバルコンサルティングサービス部門であるAPDは、エンジニアリングの専門知識と開発ノウハウを航空宇宙産業などの多くの産業に提供しています。APDの特筆すべき成果としては、欧州初の
Optimization CenterをAirbus社に設置する支援をしたことが挙げられます。Optimization Centerとは、重量目標を達成するために顧客のプロジェクトチームとオンサイトで協力して最適化技術を戦略的に実行するという、Altairの革新的なコンサルティングビジネスモデルです。AltairのOptimization Centerは現在、世界各地の20以上の航空機 / 自動車OEMメーカーに設置されています。
Altairについて
Altairは、ビジネスパフォーマンスの改善のために、設計、プロセス、意思決定を統合かつ最適化するシミュレーション技術の開発と様々な分野への適応に注力しています。 2500人を超える従業員を擁する非上場企業であるAltairは、米国ミシガン州トロイに本拠を置き、24ヵ国に45以上のオフィスを構えています。 顧客は多種多様な業種にわたり、その数は5000社以上にも及んでいます。 詳細については、
www.altairjp.co.jpをご覧ください。