AltairのPBS Professional®ワークロード管理ソフトウェアがNCARのスーパーコンピューティングシステムに採用
アメリカの国立大気研究センター(NCAR)が新しいSGI ICE XAシステムでPBS Professionalを活用へ
ミシガン州トロイ、2016年2月25日 – Altairは本日、先進的なハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)ワークロード管理ソフトウェアの
PBS Professional®が、新しいSGIスーパーコンピューティングシステムにワークロード管理ソフトウェアとしてインストールされることになったことを発表しました。同システムは、大気および関連分野の研究・教育に特化した、アメリカの研究開発機関の国立大気研究センター(NCAR: National Center for Atmospheric Research)に導入されます。
PBS Professionalは、NCARにICE XAスーパーコンピューターを導入する、SGI社の契約の一環として提供されます。SGI社のハイパフォーマンスコンピューターは、旧型の3倍のエネルギー効率で毎秒5,340兆回の演算が可能な、5.34ペタフロップスのシステムになる予定です。
NCARは、アメリカ全土の何千人もの科学者や研究者にコンピューティングリソースを提供しています。新型のスーパーコンピューターの導入でNCARの能力は一段と向上し、複雑なプロセスをシミュレーションする、より一層詳細なモデルの計算が可能になることで、リスクの計画と低減に役立つ情報を提供できるようになります。荒天、気候変動、大気質、地震活動、野火、地磁気嵐などの地球科学の研究で欠かせないツールになるでしょう。
NCARのComputational and Information Systems LaboratoryのDirector of Operations and Servicesを務めるAnke Kamrath氏は、次のように述べています。「スーパーコンピューティングはNCARの研究活動の要です。新しいシステムは、アメリカ各地の研究者にとって重要なツールになるでしょう。気象などの自然現象への理解を深めることが可能になり、自然災害などに対しより強靭な社会の構築に寄与することができます」。
世界各国の何千社もの企業で使用されているPBS Professionalを導入することで、HPC環境を利用するエンジニアは、生産性の向上、リソースの利用率と効率の最大化、クラスターワークロード管理のプロセスの簡略化を実現できるようになります。
AltairのCTO for PBS Worksを務めるBill Nitzberg博士は、次のように述べています。「AltairのPBS Professionalは、重要かつ複雑なワークロードを処理する超大規模システムに人気のソフトウェアです。アメリカの地球科学分野において最高峰のスーパーコンピューターシステムに採用されたことで、HPCワークロード管理市場のリーダーとしての地位がより強固なものになります。この先何年にもわたって、この新しいシステムの導入と保守でNCARおよびSGI社と協力していくことを楽しみにしています」。
Altairについて
Altairは、ビジネスパフォーマンスの改善のために、設計、プロセス、意思決定を統合かつ最適化するシミュレーション技術の開発と様々な分野への適応に注力しています。 2,600人を超える従業員を擁する非上場企業であるAltairは、米国ミシガン州トロイに本拠を置き、24ヵ国に45以上のオフィスを構えています。 顧客は多種多様な業種にわたり、その数は5000社以上にも及んでいます。 詳細については、
www.altair.comをご覧ください。