AltairがMicrosoft Azure上でHPCクラウドソリューションを提供へ
PBS WorksがAzureの製造業顧客向けの推奨ワークロード管理ソフトウェア製品群に指定される
ドイツ、フランクフルト、2015年7月15日 – Altairは本日、Azureクラウドコンピューティングプラットフォーム上でハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)ソリューションを構築および提供するためにMicrosoft社と業務提携することを発表しました。これに先立ちMicrosoft社は、Altairの
PBS Works製品群をAzureの製造業顧客向けの推奨ワークロード管理ソリューションに指定することを決定しました。
提携の一環として、AltairはMicrosoft社と密に協力してターンキーソリューションを開発し、あらゆるインターネット対応デバイスからAzure上のクラウドハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)リソースにアクセスできるようにする予定です。これらのソリューションでは、Azure上でAltairのPBS Worksプラットフォームを利用することで、直感的なWebポータルによるアクセスおよびセキュアーなワークロード管理が可能になり、AzureのHPCリソースへの高速かつスケーラブルなアクセスが実現されます。
最初のソリューションでは、製造業で増加しているHPC需要に照準を合わせ、数値流体力学(CFD)、衝突安全解析、最適化、電磁場解析といった膨大な計算を要するシミュレーションの実行を可能にします。
AltairのVice President of Business Developmentを務めるRob Walshは、次のように述べています。「実践的なクラウドソリューションを必要としているユーザーにそうしたソリューションを届けるという重要な取り組みにおいて、Microsoft社と協力することができ非常に嬉しく思います。AzureにPBS Worksを導入することで、エンジニアはデータ転送の制約から解放され、シミュレーションプロセスの加速に必要なキャパシティに瞬時にアクセスできるようになります」。
AltairはHPC市場で数十年の実績があり、定評のあるワークロード管理、エンジニアリング、およびクラウドコンピューティングの各種ソフトウェアを提供してきました。世界各国の何千社もの企業で使用されているPBS Worksを導入することで、HPC環境を利用するエンジニアは、生産性の向上、リソースの利用率と効率の最大化、ワークロード管理のプロセスの簡略化を実現できるようになります。
Microsoft Azure部門のSenior Director of Product Marketingを務めるNicole Herskowitz氏は、次のように述べています。「AltairはHPCおよびクラウドソリューションの市場を長年にわたり牽引しています。HPCとエンジニアリングの専門知識という組み合わせはAltairならではの特長であり、当社が製造業界向けのAzureサービスをより向上していくための強力な提携企業です」。
Azure上のWindowsおよびLinux環境でのリモートダイレクトメモリアクセス(RDMA)により、製造業界向シミュレーションソフトウェアは、大規模なファイルの移動やリモートホストマシン上のCPUの消費を抑えてのデータのアクセスおよび転送の恩恵を受けます。
Altairは、2015年10月のヨーロッパAltairテクノロジーカンファレンスにて、PBS-Azureクラウドサービスの提供について発表する予定です。
本サービスの詳細をご希望の場合は、
www.pbsworks.com/cloud/microsoftをご覧ください。
AltairのPBS WorksおよびHPCクラウドサービスの詳細は、
http://www.pbsworks.jp/をご覧ください。
Altairについて
Altairは、ビジネスパフォーマンスの改善のために、設計、プロセス、意思決定を統合かつ最適化するシミュレーション技術の開発と様々な分野への適応に注力しています。 2500人を超える従業員を擁する非上場企業であるAltairは、米国ミシガン州トロイに本拠を置き、24ヵ国に45以上のオフィスを構えています。 顧客は多種多様な業種にわたり、その数は5000社以上にも及んでいます。 詳細については、
www.altairjp.co.jpをご覧ください。