5月16~19日開催のSAE Noise and Vibration Conferenceにて
Altairが自動車の騒音、振動、乗り心地(NVH)性能改善を実現する
次世代型NVH Directorを披露
HyperWorks template-based approach accelerates engineers through the analytical NVH process from start to finish
ミシガン州トロイ、– 2011年5月9日 – 来る5月16~19日にミシガン州グランドラピッズのDeVos Place Convention Centerで開催される「
2011 SAE Noise and Vibration Conference」では、設計やテストに携わるエンジニアの皆様に初めて、
Altair Engineeringの次世代型「
NVH Director」に触れるチャンスを提供します。シミュレーション技術と
エンジニアリングサービスを提供する世界最先端のプロバイダーであるAltair Engineering, Inc.は、
自動車の騒音(noise)、振動(vibration)、乗り心地(harshness)性能(NVH)向上に特化した最適化およびプロセス自動化アプリケーションとして、NVH Directorを開発しました。
Altairでは、カンファレンス会場の
222番ブースで、また5月17日午後6:00から8:00まではコンベンションセンターのOverlook Room、GおよびHで開催する夜のレセプション会場で、NVH Directorのデモを予定しています。カンファレンス参加者は、
Altair HyperWorksウェブサイトのEventsページから、レセプションにお申し込みいただけます。
NVH Directorは、Altairが提供するコンピュータ支援エンジニアリングソフトウェア群
HyperWorksに属するソリューションの1つとして、HyperWorksの中の関連する全アプリケーションをNVHエンジニアリング分野のニーズに特化したユーザープロファイルのもとにまとめあげました。シミュレーションモデルの作成や、テスト結果とシミュレーションデータの解析、性能最適化といった作業の所要時間短縮をめざすエンジニアリングチームの助けになることを目指しています。NVH Directorは、NVHに関わる開発において各段階で必要となる情報をユーザーが的確に把握できるようにするとともに、各タスクで最も重要とされる機能や特性を手早く使えるようにする、カスタマイズ可能なビルトインワークフローを提供します。
HyperWorksユーザーは追加費用なしで、設計や最適化業務のサポートに通常ご利用いただいているものと同数のHyperWorksのライセンスユニットでNVH Directorを入手できます。
「今回新たにシリーズに加わったDirectorソリューションは、モデリングからアセンブリ、荷重設定、解析、テストおよびシミュレーションデータのポストプロセシング、最適化まで、CAE駆動型NVH開発に求められるあらゆる要素を備えています」と、AltairのGlobal Automotive部門Executive Directorを務めるAnthony J. Nortonは述べています。「NVH Directorは、自動車全体にかかわるNVHエンジニアリング作業を網羅するよう作られており、始めから終わりまで各工程において、これまで以上に効果的にエンジニアをサポートします」。
NVH Directorのプロセスには、自動車シミュレーションの作成、可視化、解析、最適化を行うため、-HyperWorks シリーズの総力を結集して
HyperMesh、
HyperView、
HyperGraph、
OptiStructと
RADIOSSのソルバーパワーが組み込まれています。NVH Directorが備える
騒音および振動解析ソリューションでは、RADIOSSとOptiStructとを密に統合して工程の初期段階から最適化を組み込むことで、従来行われていた単純な性能評価と初期設計の最適化との間に大きく開いていたギャップを埋め、大きなメリットをもたらしています。
Nortonは、「NVHは、ある自動車ブランドを消費者がどう受け止めるかを大きく左右し得ることから、自動車の設計において重要な差別化要素となっています。安全性が最も大事なのは当然であるとして、あらゆるクラスにおいて、より洗練されたクルマを求める消費者が増えています。NVH Directorは、市場から突きつけられる厳しい条件を乗り越えることで、プログラムを遂行するチームをアシストしていけるはずです」と述べています。
カンファレンスではNVH Directorのデモのほか、5月18日の午後6:30から8:00には、AltairのエンジニアAlan DuncanとJianmin GuanがNVH分野のエキスパートとともに、『
Structure-Borne NVH(構造がもたらすNVH)』ワークショップに参加します。このワークショップでは、振動や騒音を発生させる原因となる、自動車構造における振動運動の基本概念全般をテーマに掲げ、設計工程段階でNVH性能を確保するための戦略に加え、想定し得る問題への対応策についても取り扱います。ワークショップでは、“構造がもたらす騒音”という概念について理解を深めるためのデモも行います。
HyperWorksについて
HyperWorksは、迅速な設計研究と意思決定のための、シミュレーションによる企業向けソリューションです。業界で最も統括的なオープンアーキテクチャーソリューションとしてHyperWorksは、線形、非線形、構造最適化、流体構造連成およびマルチボディダイナミクス アプリケーションのための、クラス最高のモデリング、解析、可視化およびデータ管理ソリューションを含んでいます。詳しくは、
www.altairhyperworks.jpをご覧ください。
Altair Engineering, Inc.について
Altairは、ビジネス情報および技術情報を最適化するテクノロジーにより、企業の革新と意思決定をサポートしています。
Altairは1,400人以上の従業員を擁する株式非公開会社で、南北アメリカ、ヨーロッパ、アジア太平洋地域にオフィスを構えており、製品設計、先進のエンジニアリング ソフトウェア、グリッド コンピューティング技術、企業情報分析ソリューションにおける25年の実績を活かし、さまざまな業種の顧客に一貫して高い競争力を提供しています。詳細は
http://www.altairjp.co.jp.をご覧ください。