製品イノベーションを加速させるInspire 2018をリリース
ミシガン州トロイ、2018年1月31日 – Altair(Nasdaq: ALTR)は、Simulation-driven Designソフトウェア
Inspire 2018のリリースを発表しました。
solidThinkingチャネルパートナーネットワークを通じて販売されるほか、
HyperWorksユーザーには直接提供されます。Inspire 2018は、
ジェネレーティブデザイン、最適化、シミュレーション業界を牽引するAltairの次世代ソリューションです。
AltairのUser Experience担当CTOを務めるJames Daggは、「Inspire 2018を使用して設計やエンジニアリングの工程で新たな発想の提案をすることにより、革新的な高性能製品の開発を加速させることができます。Inspireは、大規模メーカーで迅速なシミュレーションを実施したり、軽量化を模索したりするために適しているだけでなく、シミュレーションの経験が浅い、あるいはまったくない中小企業にとって最適な、直感的なユーザーインターフェースを搭載しています」と、述べています。
一から新製品を開発する場合や、現行の生産部品の設計改良を検討する場合にInspireを使用することで、設計者やエンジニアは以下のことが可能になります。
- 動的な機械システムを迅速にアセンブリ、シミュレーションし、最適化や解析で必要になるシステムコンポーネントへの荷重を自動的に算出
- 積層造形(アディティブマニュファクチャリング)を含む各種製造方法に適した、重量性に優れた設計を生成
- 静荷重、共振、座屈を解析し、さまざまなデザイン案の性能を評価
- InspireのCAD形状を3Dプリンターに直接エクスポートし、高性能・高品質な部品を製造
Inspire Program ManagerのAndy Bartelsは、「競争力を維持しつつイノベーションの火を絶やさないためには、初期コンセプト設計から生産に至るまでのすべての設計プロセスにおいて、シミュレーションを原動力とする必要があります。設計プロセスのあらゆる段階でInspireをより一層便利にお使いいただけるよう、今後も引き続きツールを追加していきます」と、説明しています。
Inspire 2018には以下の新機能が追加されています。
- ラティス最適化の結果を3次元形状として可視化し、.stl形式でエクスポートできるようになりました。
- 新しくなった荷重ケーステーブルでは各解析条件がどの荷重ケースに適用されているかを簡単に確認と変更することができるようになりました。また、荷重ケーステーブルを使用して、.csvファイルまたは.xlsファイルから荷重およびサポートをインポート/エクスポートできるようになりました。
- オーバーハングツール形状コントロールが追加されました。オーバーハングは、3Dプリンター用の形状制約です。この機能では造形プロセス時に必要なサポート構造を最小限に抑えられます。
- PolyNURBS シャープツールでは、鋭角度 -「なし」、「低」、「中」、「高」、4種類の鋭角度が使用できるようになりました。鋭角度 - 「高」は完璧なピン角を生成します。鋭角度 - 「高」を適用したエッジにフィレットまたは面取りを追加できます。
「Inspire 2018のダウンロード版アプリケーションは本日より提供開始です。クラウドアプリケーションについては後日、ご提供します。Inspire Unlimited
™と名付けられたInspireのクラウドサービスには、セキュアなデータ管理、チームコラボレーションツール、オンデマンドハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)などの追加機能も含まれる予定です」と、Daggは付け加えています。
Inspire 2018のウェビナーシリーズ「Optimization-driven Design - Inspireの最適化が導く設計プロセス」(全12回、日本語)の詳細、お申し込みは
こちら。
Inspire 2018のデモ動画の視聴、製品紹介ウェビナー(英語)、無償試用版の申請については、
altair.com/Inspire2018.jpをご覧ください。
Altairについて(Nasdaq:ALTR)
1985年に設立されたAltairは、ビジネスパフォーマンスの改善のために、設計、プロセス、意思決定を統合かつ最適化するシミュレーション技術の開発と様々な分野への適応に注力しています。 2,000人を超える従業員を擁するAltairは、米国ミシガン州トロイに本拠を置き、24ヵ国に69以上のオフィスを構えています。 顧客は多種多様な業種にわたり、その数は5000社以上にも及んでいます。 詳細については、
www.altairjp.co.jpをご覧ください。