今年で15年目を迎える国際コンテスト、FEKO学生コンペティション
高周波電磁(EM)の学術プロジェクトを対象とする国際コンテスト、エントリー受付を開始
ミシガン州トロイ、2017年4月19日 – Altairは、世界中の工学専攻学生を対象とする第15回FEKO学生コンペティションのエントリー受付を開始しました。本コンテストは、指導教員の下、Altairの包括的な高周波電磁(EM)解析ソフトウェアパッケージFEKOを使用して電磁工学プロジェクトに携わる大学生および大学院生を対象とするものです。
Altair主催の本コンテストは、FEKOを用いた研究の成果を披露する絶好の機会となります。受賞者は業界をリードする各企業や志を同じくする学生から国際的に高く評価され、コンテスト主催者より賞品が贈呈されます。賞品は、最新式のラップトップコンピューターまたは毎年世界各地で開催されるATCまたはATCx、カンファレンスシリーズへの招待となります。本年度より中国語と日本語による応募が可能です。
2016年度コンテストの優勝者である、カーティン大学(オーストラリア、パース)修士課程在籍のDaniel Ung氏は、「本プロジェクトへの取り組みは困難でしたが、同時に有益なものでした。電波天文学から画期的な科学的成果を実現できるように‘バックアップ’していただいた方々に感謝します。今回の私のプロジェクトが、大型電波望遠鏡SKAのような次世代の低周波電波望遠鏡の開発に役立てればうれしく思います」と優勝の知らせを受けた際の喜びを述べています。
Ung氏の優勝論文“Embedded Element Pattern Beam Model for Murchison Widefield Array”(マーチソン広視野電波干渉計の埋込型エレメントパターンビームモデル)は、宇宙飛行士向けのマーチソン広視野電波干渉計(Murchison Widefield Array)の高精度でありながら実現可能なビームパターンの必要性について述べたものです。
Altair Business Development Academic MarketsのSenior Director、Matthias Goelkeは、「FEKOを使用して達成した成果の複雑性かつ正確性を実世界の結果と対比して確認できたことについて、非常に満足しています」と述べています。
本コンテストのエントリー応募は、AltairのアカデミックWebサイト(
www.altairuniversity.com)にて現在受け付け中です。優勝者には賞品が贈呈され、加えて、Webセミナーで多くの視聴者に受賞プロジェクトを発表する機会が与えられます。これは、エンジニアとして将来のキャリアに非常に役立つ経験となります。
本日から
本コンテストへのエントリー登録が可能です。登録が完了したら、参加者に、必要事項、サポートフォーラムへのリンク、ガイドラインなどを含む詳細が送信されます。エントリーの締め切りは2017年10月31日です。詳細については、
Altair UniversityのWebサイトでご確認ください。
Altairについて
1985年に設立されたAltairは、ビジネスパフォーマンスの改善のために、設計、プロセス、意思決定を統合かつ最適化するシミュレーション技術の開発と様々な分野への適応に注力しています。 2,600人を超える従業員を擁する非上場企業であるAltairは、米国ミシガン州トロイに本拠を置き、20ヵ国に45以上のオフィスを構えています。 顧客は多種多様な業種にわたり、その数は5000社以上にも及んでいます。 詳細については、
www.altairjp.co.jpをご覧ください。