ミシガン工科大学がAltairと提携し、シミュレーション主導の設計で活躍できる未来のエンジニアを育成へ
ミシガン工科大学が機械工学科カリキュラム全体でHyperWorks CAE製品群を導入
ミシガン州トロイ、2016年1月28日 –Altairとミシガン工科大学の提携により、同大学の機械工学科カリキュラムにAltair HyperWorks
®が導入されました。今日ではシミュレーション主導の設計によって新たな工学設計手法が可能となり、世界中のさまざまな産業の大手企業でシミュレーション技術が広く用いられています。そこでミシガン工科大学は、企業で普及しているものと同じ技術を使いこなせる人材を世に送り出すべく、積極的な対策に乗り出しています。
AltairのChief Operating Officerであるミシガン工科大学卒のBrett Chouinardは、次のように述べています。「シミュレーションは単なるツールではありません。一流企業は、製品設計手法の革新と進化のためにシミュレーションを活用しています」。
ミシガン工科大学機械工学・機械力学学部の学部長を務めるBill Predebon氏は、自身の研究でもモデリングとシミュレーションを広く用いており、Altairの先進的な取り組みを間近で見てきました。同氏がミシガン州トロイにあるAltairのグローバル本社にChouinardを訪ねたのは数年前のことでした。「Altairのシミュレーションソフトウェアの最適化機能には大変感銘を受けました」と同氏は振り返ります。そして、Altairのシミュレーションソフトウェアを自身の機械工学科カリキュラムの基礎にすえる意志を固め、ミシガン工科大学へと帰路に着きました。
ミシガン工科大学は、アメリカ国内の大学の中でもいち早く機械工学科カリキュラム全体にAltairのテクノロジーを導入しました。Altair HyperWorksをプログラムの軸にしたコースには既に学生が入学しており、現在授業では、HyperWorks製品群のうち、HyperMesh、HyperView、MotionView、AcuSolve、OptiStruct、Inspireなどが使用されています。
「本学では、将来の職場で必要になるスキルを教えたいのです」と、ミシガン工科大学の准教授であるChuck Van Karsen氏は述べています。
ミシガン工科大学におけるAltairの取り組みは、授業用ソフトウェアの提供だけに留まりません。HyperWorksの導入を成功に導くために、AltairのErik Larsonは過去3年間にわたってミシガン工科大学と協力し、継続的なサポートとトレーニングを提供してきました。「春にソフトウェアの使い方を学んだばかりの学生たちが、新学期明けの秋にはソフトウェアを使って実世界の問題を解いているのですから、教える側にとしても刺激的です」と、Larsonは語っています。「経営者が目指す成功に大きく貢献できるようになるため、この取り組みは学生のキャリアに直結するでしょう」。
Chouinardは次のように締めくくっています。「ミシガン工科大学と提携できることは、非常に特別な機会だと考えています。同大学は、エンジニアリングの分野で戦力になる人材の育成に真剣に取り組んでいる、すばらしい模範的な大学であり、実際のところ、将来の職場でのシミュレーション技術の使い方を学生に教えたいというニーズがあります。今後はミシガン工科大学のほぼすべての学生が、シミュレーション主導の設計に精通した状態で卒業できるようになるでしょう」。
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ミシガン工科大学について
ミシガン工科大学(
www.mtu.edu)は、トップクラスの公立の研究大学です。豊かで持続可能な世界を実現する未来を創造するために、新しい技術の開発と人材の育成に取り組んでいます。ミシガン工科大学では、工学、森林資源、コンピューティング、テクノロジー、ビジネス、経済学、自然科学、環境科学、芸術、人文学、社会科学など、学部および大学院全体で120種類の学位を取得できます。
Altairについて
Altairは、ビジネスパフォーマンスの改善のために、設計、プロセス、意思決定を統合かつ最適化するシミュレーション技術の開発と様々な分野への適応に注力しています。 2,600人を超える従業員を擁する非上場企業であるAltairは、米国ミシガン州トロイに本拠を置き、24ヵ国に45以上のオフィスを構えています。 顧客は多種多様な業種にわたり、その数は5000社以上にも及んでいます。 詳細については、
www.altairjp.co.jpをご覧ください。