AVL EXCITE Acousticsは、エンジンやパワーユニットなどの振動している構造物から自由空間に発せられる放射音を、波動ベース法(WBT)を用いて計算するツールです。
AVL EXCITE Acousticsは、一般的な有限要素(FE)ツールとのインターフェースを持ち、振動構造の形状をインポートすることができます。また、計算済みの構造振動(表面速度境界条件)をインポートすることにより、音響解析の最終工程としてNVHシミュレーションワークフローに簡単かつシームレスに組み込むことができます。
1つの音響モデルで全周波数帯域をカバー
大規模モデルを扱う際のファイルサイズとメモリ使用量を最適化
モデルの準備から結果の評価までに要する、解析のリードタイムを短縮
数回のクリックで簡単かつ迅速に計算モデルを作成可能
シミュレーションを高速化する並列化機能
効率的な音響モデルによる高い計算能力
計算済みの表面速度を入力して利用することで、自由空間における音響放射を素早く計算し、空気伝播騒音の結果を求めることができます。この結果は、測定した音響データおよび法定の騒音規制値と直接比較できます。
WBTは間接トレフツ法に基づいた手法で、動的な音圧を、同次ヘルムホルツ方程式を厳密に満たす波動関数の線形結合で表します。
構造振動解析で使用した未加工の構造FEメッシュから音響メッシュを生成できる、独自の全自動メッシング機能が実装されています。
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